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大きくて元気な子牛を育て、おいしい牛乳をもっと飲んでもらいたい

有安 則夫さん 亮代さん ご夫婦

建部地区:搾乳牛・和牛繁殖農家

有安 則夫さん
   亮代さんご夫婦

ありやす のりお・あきよ

  • 「ありやす のりお」昭和43年生まれ。「あきよ」昭和48年生まれ。
  • 家族は、則夫さんの両親と子ども3人の7人家族。
  • 趣味は、読書。座右の銘は「石の上にも三年」

3月17日、建部地区の有安則夫さん、有安亮代さんご夫婦にお話を伺いました。

命と触れ合う仕事

―就農したきっかけは

両親が60年前にこの地で酪農を始めました。私も妻も公務員として働いていましたが、両親が高齢になったこともあり、妻が15年前に私が5年前に退職して家業を継ぎました。

命と触れ合うことができる魅力的な仕事だと感じています。

元気な子牛を生んでもらうため愛情をかける有安さん

元気な子牛を生んでもらうため愛情をかける有安さん

-就農してからは

現在、搾乳牛54頭、乾乳牛(出産前で休養中の牛)14頭、育成牛14頭、和牛繁殖牛(子牛を産ませるための牛) 41頭、和牛繁殖育成牛10頭を飼養しています。

夫婦二人での作業となるため、搾乳ロボットの導入など、機械化による省力化を図っています。搾乳はロボッ卜ですべて行い、首につけたセンサーで活動量や反芻をモニタリングし、体調の変化をスマートフォンで随時確認できるため、管理が格段に楽になりました。

さらに、牛舎内にネットカメラを設置したり、分娩通報システム「牛温恵」を導入するなど、IT化も積極的に進めて省力化に取り組んでいます。

また、飼槽に御影石を取り入れ飼料の変敗を防いだり、扇風機や細霧システムなどを導入することにより、牛のストレス緩和にも努めています。

定期的な餌寄せ作業を自動化する餌押ロボット

定期的な餌寄せ作業を自動化する餌押ロボット

二人で力を合わせ、おいしい牛乳・和牛が出来るように頑張ります

二人で力を合わせ、おいしい牛乳・和牛が出来るように頑張ります

―楽しいこと・苦労することは

牛が受胎した時と出産した時は、本当にうれしいですし、ホッとします。特に出産は、私たち畜産農家にとって一大イベントです。ちょっとしたことで子牛だけでなく母牛も命を落とすことがあるため、一瞬たりとも気が抜けません。年間約100頭の子牛が生まれますが、ほぼ全て立ち会っています。

出産のタイミングはどうすることもできないので、3夜連続で真夜中になった時はさすがに体力的にもきつかったです。しかし、無事に子牛が生まれてきてくれると、そんな苦労もあっという間に吹き飛びます。

酪農と和牛繁殖の両立

―今後の抱負は

飼料や燃料の高騰など、酪農を含む畜産業を取り巻く環境は非常に厳しい状況です。酪農と和牛繁殖の両立でリスクを分散し、今の経営を維持していきたいと考えています。夫婦二人で出来ることは限られているため、さらなるIT化による省力化を目指します。

そして、いつか子どもたちが興味を持ち、家業を継いでくれることがあれば、全力で応援したいと思います。これからも、おいしい牛乳と、大きく健康な和牛の子牛を生産し、地域農業に貢献していきたいです。

聞き手:JA岡山 広報担当

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岡山市農業協同組合営農部 指導課

TEL 086-225-3224FAX 086-225-3207

〒700-8535 岡山市北区大供表町1-1

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