様々な味・香りがある、おいしいモモを楽しんでもらいたい

一宮地区:モモ農家
今井 將智さん
いまい まさのり
- 昭和60年生まれ。
- JA岡山一宮選果場果樹部会モモ部に所属。
- JA岡山青壮年部西支部・岡山地方新農業経営者クラブ3Mクラブ会長。
- 妻と2人の子どもの4人家族。
- 趣味は、釣り。
2月27日、一宮地区の今井將智さんにお話を伺いました。
代々続くモモ農家
―就農したきっかけは
我が家は、代々続くモモ農家で、私の父もモモ作りをしていましたので、子どもの頃から農業は身近にあり、何時か後を継ぐことはイメージしていました。
学校を卒業した時に農業研修システムがあって、山梨県のモモ農家で6ヵ月ぐらい勉強しました。すぐに就農しても良かったのですが、若い時にはいろんな経験をしたくて、アルバイトをしてみたり「いずれは農業に携わるから」と思って、市場の卸業者に就職して、約3年働いた後、就農しました。売る方の経験が作る方にも役立っていると思いますよ。

木の状態を見極めることが大事
―農業を始めてから
就農してから12年目になりました。せん定や摘蕾等は父と2人で作業しており、収穫の忙しい時にアルバイトに来てもらっています。就農した時より面積・品種も増やしてきました。
今は「加納岩白桃」「白鳳」「なつごころ」「清水白桃」「白麗」「川中島白桃」など10品種を、約2ヘクタールで栽培して、6月末から9月の中旬まで出荷できるようにしています。
講習会に参加したり、部会員のほ場や県内の主力産地を見学し、スキルアップに努めています。

3Mクラブが続けている地域の園児に花桃のプレゼント

モモ作りについて話す今井さん
―楽しいこと・苦労することは
収穫の時が楽しいですね。自分がしてきた事が結果に出るので、良かったと思うことや、来年に向けて何をしたら良いか勉強になります。
また、せん定は苦労するけれど楽しいです。整枝・せん定は良いモモを作る重要な作業で、木の一つひとつの状態を見極めて、適切なタイミングでせん定をしないと、木にダメージを与えることがあります。それで今、取り組んでいるのがモモの木が持つ力を最大限に引き出す方法です。ポイントを見極めて、最小限に手を加え、木の力を最大限に引き出す栽培方法で、高品質でおいしいモモが出来ます。
しっかりしたモモを
―今後の抱負は
味や糖度はもちろんですが「しっかりしたモモ」を作りたいです。収穫後も日持ちするようなしっかりとしたモモが理想です。
モモといえば清水白桃がメジャーですが、他にも様々な品種があります。色んなモモを食べて、味や香りを楽しんでもらいたいのでこれからもPRしていきたいです。
また、子どもたちに地域特産のモモを知ってもらうため、毎年3月にしている、花桃のプレゼントも続けていきます。
聞き手:JA岡山 広報担当
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岡山市農業協同組合営農部 指導課
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