おじいちゃんが作っていたおいしいブドウが忘れられなくて
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灘崎地区:ブドウ農家
宮川 晋太朗さん
みやかわ しんたろう
- 昭和63年生まれ。
- JA岡山灘崎ぶどう部会に所属。
- 妻と2人の子どもの4人家族。
- 趣味は、ゴルフ。農閑期には、月に5回はコースに出る。ベストスコアは75。
- 座右の銘は「失敗は成功のもと」。
1月9日、灘崎地区の宮川晋太朗さんにお話を伺いました。
祖父に憧れて
―就農したきっかけは
祖父が、ブドウ農家で子どもの時から、ネオマスカットのまびきや収穫の作業を手伝っていました。祖父の事が大好きで、おいしいブドウを作っていて、僕の憧れでした。その頃から、農業に興味を持って、大学も農学部を選びました。
8年前に祖父が他界し、ブドウの木が残っていたので、叔父や部会員の方が管理をしていました。いつかは、農業をしたい気持ちがあり、祖父が作ったブドウのおいしさが忘れられなく「自分も作りたい」という思いが強くなって、家族の理解も得て、3年前に就農しました。
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農業への思いを話す宮川さん
―農業を始めてから
就農した時は、何もわからない状態でブドウの生育についていけなくて、芽かきや、誘引、まびき、摘粒など様々の作業が遅れて1年目のブドウは、粒が大きくならなくて、形も悪く、散々でした。今から思えば、祖父にいろんなことを聴いておけばよかったと、後悔しています。
部会の講習会に参加したり、JAの営農指導員の方に相談しながら徐々に、技術を身に付けています。部会には同世代の新規就農者も多く、お互い、切磋琢磨しながら頑張っています。
現在は、4ヵ所のハウス合わせて約20アールでピオーネ、シャインマスカット、ネオマスカットを栽培しています。
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就農して植え付けたピオーネの苗木
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4回目の収穫に向けて作業しています
―楽しいこと・苦労することは
農業がしたかったから、苦労する感覚はなくて、農作業は、何をするのも楽しく感じます。ブドウの成長を間近に見れると嬉しくなってきます。
自分の思いのままに動けるし、時間の制約がなく春先や収穫のときは、作業に追われることもありますが、農閑期には、部会の人と好きなゴルフも楽しめて、良いコミュニケーションが取れます。
4回目の収穫に向けて
―今後の抱負は
基本をしっかり勉強して、毎年毎年、良いブドウを作ることです。まだ知識も経験も足りないので、1年ずつ、良くなるように頑張ります。
祖父から受け継いだ木を守り、2年前には、新しい苗木も植えました。自信がつけば、面積も増やしたいです。
今、4回目の収穫に向けて準備を進めています。祖父が作っていたブドウに、少しでも近づけることを目標にしています。
聞き手:JA岡山 広報担当
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岡山市農業協同組合営農部 指導課
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