農業を通じて、魅力のある地域にしたい
牛窓地区:野菜農家
藤岡 泰平さん
ふじおか たいへい
- 平成4年生まれ。
- JA岡山牛窓白菜部会・JA岡山牛窓キャベツ部会・JA岡山牛窓夏野菜部会に所属。
- 祖母・父・母の4人家族。
- 趣味は、マラソン。「おかやまマラソン2024」サブ3達成。
- 座右の銘は「コツコツが勝つコツ」。
11月12日、牛窓地区の藤岡泰平さんにお話を伺いました。
牛窓白菜発祥の地で
―就農したきっかけは
大学を卒業して京都で印刷関係の仕事をしていましたが、7年前に辞めて、岡山に帰って仕事を探していました。我が家は、曾祖父が昭和7年に白菜の栽培を始めたそうで、ほ場近くには「牛窓白菜発祥の地」という石碑があります。
父の農作業を手伝っていく中で、この牛窓地区は、山と海、空の青さがとてもきれいにマッチして、農作業をしていてもとても気持ちがよく「農業を継いでもいいかな」と徐々に思い始めました。自分でも、いつかは農業をすると思っていましたから、代々続く農家を継ぎ、4代目として頑張ろうと就農しました。
―農業を始めてから
農業については、小学生の頃少し手伝った程度で、中学生になったら部活が忙しく、家にいる時間が少なかったので、まったくの初心者でした。父と一緒に農作業をしながら技術を習得してきました。
現在は、白菜150アール・キャベツ50アール、夏場は、冬瓜・スイカ・ズッキーニ等を栽培し、年間を通じてほ場を回しています。より高品質な土作りのために牡蠣がらを入れて、土壌改良をしています。
―苦労することは
ここ数年の異常気象には苦労します。猛暑が続いたり、雨が大量に降ったり、想定外のことが多く対応に追われます。
白菜は8月下旬に種を播き、9月下旬からほ場に定植するため、気温が高すぎると苗が育たないので、今年は特に水の管理が大変でした。
また、10アールに約6,000株を植え付けるので、体力の消耗は、マラソン以上です(笑)。
牛窓ブランドを味わって
―今後の抱負は
牛窓は瀬戸内海に面し、温暖で多照な気候に恵まれ、農業をするにはとてもいいところで、牛窓ブランドの農産物がたくさんあります。後継者仲間を増やし、地域農業の持続を目指して、農業を通じて魅力のある地域にしていきたいです。
「牛窓白菜」は、肉厚でうまみ、甘みがあり鍋料理には欠かせません。煮ると、とろけるようなおいしさを味わえます。ぜひ食べていただき「おいしい」と言ってもらいたいです。
聞き手:JA岡山 広報担当
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