自分が食べてみて、おいしいものを食べてもらいたい
雄神地区:梨農家
岡本 真典さん
おかもと まさのり
- 昭和50年生まれ。
- JA岡山雄神梨出荷組合組合長。
- 妻・子・母の4人家族。
- 趣味は、子育て。
10月4日、雄神地区の岡本真典さんにお話を伺いました。
梨農家、私で五代目
―就農したきっかけは
雄神地区は、明治の終わり頃に梨の栽培が始まり、我が家でもその時から梨やブドウを代々作っていました。
私は、大阪でコンピューター関係の仕事をしていましたが、15年前に父が病気をして入院することになり、明治の時代から続いている梨農家を「ここで終わりにしたくない」という気持ちが強くあったので岡山に帰り、農業をすることに決めました。
―農業を始めてから
就農した時は、60アールのほ場に新高梨やあたご梨、ヤーリー(鴨梨)がありました。小学校の時から、授粉や袋掛け、収穫など忙しい時期に手伝っていましたが、それ以外の作業については、何も知らない状態でした。
基本的なことは、父から教わりましたが、その他に栽培講習会にも参加して自分で調べたり試行錯誤しました。ほ場によって環境が違うので、一番合ったやり方を見つけようと、いつも努力しています。基本は「土づくり」です。堆肥を入れ、落ち葉をすきこんだり、いい土壌をつくっています。
今は、新高梨とあたご梨を主に栽培しています。成木、昨年植えた木を合わせて約350本あり、40年ぐらい前の木もあります。
―苦労すること・楽しいことは
梨づくりは、楽しいです。11月の下旬にはあたご梨の収穫が始まります。1年の成果が出ることを楽しみにしています。あたご梨は大きいもので1キロ以上あり、甘みが強く、みずみずしく、上品な風味と独特な食感を楽しんでいただきたいです。
苦労したことは、昨年イノシシにやられました。収穫前の梨を取られたり、枝を折られたり、1日に100玉以上取られて大変でした。枝を折られると来年の成育に影響するので、今年は対策を徹底して大切な梨を守っています。
発祥の地を引き継ぐ
―今後の抱負は
数年前から「あきづき」という品種をいれました。赤梨で新高梨より少し前に収穫できます。食べたときとてもおいしかったので作ろうと決めました。
自分が食べておいしいと思ったものを作って皆さまに食べてもらうことが一番ですから。
聞き手:JA岡山 広報担当
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