岡山が誇る酒米「雄町米」を次世代に残したい
高島地区:米麦農家
光岡 俊さん
みつおか まさる
- 昭和44年生まれ。
- 高島雄町米振興会副会長。
- 直子さん(妻)と葵さん(子)と株式会社ファームシャインを経営。
- 趣味は、家族で小旅行をすること。
- 座右の銘は「諦めずに努力する」。
9月6日、高島地区の光岡俊さんにお話を伺いました。
家族の絆で、農業経営
―就農したきっかけは
父が米麦農家で、水稲・雄町米、小麦、大豆などを栽培していました。地域の請負耕作地が増えて経営規模の拡大が進み、平成15年に家族経営協定を結び、父の仕事を手伝う形で就農しました。当時は、農業とは全く違う仕事をしていましたが、農地の拡大に伴い農業をしてもいいかなという気持ちが少しありました。
―農業を始めてから
就農して20年以上になりました。
当初は14㌶位の経営規模で、両親と3人で米麦農家として経営をしていましたが、10年くらい前に父が体調を崩してしまいました。そこで妻が介護士を辞め専業農家として一緒に農業をするようになり、その後、高校を卒業した娘も就農してくれました。
父たちが立ち上げた「高島雄町米振興会」の役員として、今は雄町米16㌶・ヒノヒカリ1㌶・大麦・小麦合わせて29㌶を栽培しています。妻は、この春岡山市女性農業士になり、娘は大型特殊免許を取得して農機具を使いこなし、2年前に私と妻が代表となり法人化しました。
―苦労すること・楽しいことは
苦労することは、たくさんあります。農繁期には、アルバイトに来てもらっていますが、それ以外は家族3人でやっているので労力不足で常に忙しいです。
この辺りは、面積の小さな田んぼが多く、平均すると10㌃前後の農地が点在して、約300枚を管理している状況です。田んぼの土壌もまちまちなので、ほ場にあった管理をしないといけないので大変です。
でも、収穫まで立派に育ってくれて、良質な米ができたときは嬉しいです。それと、時々仕事の合間に家族で出かけることが楽しみです。
発祥の地を引き継ぐ
―今後の抱負は
「雄町米」発祥の地を次世代に引き継げるよう、家族で頑張って守っていきます。農業は大変ですが、やりがいも多いです。
水が綺麗なこの場所で、酒米栽培を中心に麦を組み合わせ、効率的な土地利用で農業に取り組み、家族で力を合わせて、地域の担い手として様々な事にチャレンジしていきたいです。
聞き手:JA岡山 広報担当
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岡山市農業協同組合営農部 指導課
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