おいしいと言ってもらえる野菜をつくって農業を楽しみたい。
建部地区:野菜農家
佐藤 博文さん
さとう ひろふみ
- 昭和55年生まれ。
- JA岡山建部きゅうり部会部会員。
- 義父・義母・妻・子の5人家族。
- 趣味は、ブドウづくりとサボテンを集めること。
- 座右の銘は「ぼちぼち頑張る」。
8月8日、建部地区の佐藤博文さんにお話を伺いました。
祖父の影響で農業に興味をもつ
―就農したきっかけは
私は、兵庫県の出身で、実家の祖父が梅の栽培と、養蜂農家をしており中学生の頃から手伝いをしていました。その頃から農業が好きになり農業高校に入学し、果樹の勉強をしました。卒業後は果樹試験場で主にブドウについて学びました。その後、試験場で出会った全国各地の友人のところで農業のアルバイトをしました。新潟県の佐渡島では柿の栽培、鳥取県では梨の栽培、和歌山県では梅の収穫を経験し、5年間各地を転々としていました。そんな中、たまたま友人の紹介があって岡山の観光農園に就職しました。
御津・建部地区の青年農業者クラブ「ヤングファーマーズ」に加入し研修会や交流会イベントに参加して、妻と知り合いました。
妻の実家はバラ農家でしたが、バラから野菜へ品目を変更し、11年前に観光農園を辞めて専業で野菜を栽培するようになりました。
―農業を始めてから
最初は、バラ栽培で使っていたハウスを再利用してアスパラガスを植え付けましたが、思うようにいきませんでした。
そんな時、JAから提案もあってキュウリを栽培することにしました。今は13㌃に「まりん」という品種を植え付けています。色が濃く、収量が多くておいしいです。
5月に植え付け、6月頃から収穫が始まり12月の中旬まで続きます。毎日約100㌔を収穫して選別、出荷の毎日です。
―楽しいこと・苦労することは
毎日が楽しいです。まっすぐに伸びたキュウリを作りたいのに曲がったり、膨らんだり思い通りにならない事ばかりですが、育てることが大好きで、頑張った分だけ結果として答えが返って来るので農業が楽しいです。
直売所にも出荷していますが、僕が持ってくるのを待っているお客さんがいます。嬉しいですよ。
高品質秀品率のアップ
―今後の抱負は
栽培面積を増やすと作業が追い付かず、品質を落とす可能性があるから現状のままで、品質の良いおいしいキュウリをつくりたいです。
健康に気を付けて、おいしいと言ってもらえる、様々な野菜をつくって、農業を楽しみたいです。
聞き手:JA岡山 広報担当
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