若い人に農業の魅力を伝え、ニンニクの産地化を目指す。
玉野地区:ニンニク栽培農家
片山 達也さん
かたやま たつや
- 昭和49年生まれ。
- みらいファーム代表。
- ニンニク(上海早生)を栽培する兼業農家。
- 趣味は、農機具のカタログを見ること。
- 座右の銘は「気合と根性」。
6月21日、玉野地区の片山達也さんにお話を伺いました。
独立志向が高く、自分で何かしたかった
―就農したきっかけは
船のエンジン部品を造る会社で機械のオペレーターをしています。元々、独立志向が高く40歳の頃、このまま会社に勤務して定年になり、それからまた何か仕事をすることを考えると、同じところで働くより何か自分でやってみたいと考えていました。
今の技術を生かして、電気工事の仕事とか考えていましたが、長く働けて地元に根付いたことがしたくて、友人の誘いもあり農業を始めてみました。
―農業を始めてから
今まで農業の経験はなく、家庭菜園レベルの趣味で、2アールの農地を借りて野菜の栽培を始めました。
最初からニンニクを作ろうと決めていたわけでなく、レタスや白菜、夏野菜、タマネギを栽培して、仕事と兼業できたのがニンニクでした。
4年前に子どもが就職したのをきっかけに、ニンニク栽培を本業にしようと計画をたて、毎年農地を広げ、昨年は40アールを作付けしました。
―苦労すること
1番の苦労は、雑草との闘いです。なるべく草を生やさないように心掛けていますが、面積が広く除草作業に苦労します。
また、近年気温の高い傾向が続いていて、定植時期を間違えると成長に影響が出るので、毎年、気温や定植時期のデータを取って研究しています。
―楽しいこと
農作業をしているときは「無」になれます(笑)。トラクターに乗っている時、皮をむいて根を切っている時間、何もかも忘れて集中しています。気づいたら1日が終わっている様な、兼業農家だからこそかもしれませんね。
働いたことが結果に出て、日々改善を繰り返し終わりがないのが楽しいです。
後に続く人材を育てたい
―今後の抱負は
作付け2ヘクタアールを目標に頑張ります。「兼業農家でもここまでできる」という見本になって、若い人に農業の魅力を伝え、後に続く人を育てたい。
仲間を増やし、この地区をニンニク産地にして、ブランド化を図り、生産量100トンを目指して頑張ります。
聞き手:JA岡山 広報担当
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