環境にいい、安全・安心な米を作り農業を楽しみたい。
吉備地区:米農家
小橋 久宣さん
こばし ひさのぶ
- 昭和35年生まれ。
- 妻・長男・次男・長女の5人家族。
- 趣味は、散歩・旅行・愛猫のライくんとミナちゃんの相手。
- 座右の銘は「プラス思考でいれば何事もうまくいく」。
4月25日、吉備地区の小橋久宣さんにお話を伺いました。
農地をきれいにしたかった
―就農したきっかけは
仕事をしながら休みの日に、農業をする兼業農家でした。耕作放棄地がたくさんあり、ヨシや木が生えた田んぼをきれいにしたいと思い整備をして稲を作付けしていました。地域がきれいになるのを見ると楽しい気持ちになりました。
さらに、農地を借りて作付け面積を増やして56歳の頃、耕作地が5㌶になった時に、仕事との両立が難しくなり仕事を辞めて専業農家になりました。
―専業農家になってから
高齢で離農する人が多く請負耕作の依頼も多くなり、新たにトラクターやコンバイン等の農機具を購入して、作業効率を上げるようにしました。新しい機械だと気分も上がります。
今は、24ヘクタールの農地を管理するようになり、今年は「レンゲ朝日」「自然栽培朝日」「アケボノ」「きぬむすめ」と黒大豆を作付けする予定です。
―苦労すること
吉備地区は、面積の小さな田んぼが多く、耕作している農地が点在しているため、作業効率が悪く管理が大変ですが、今は、次男が手伝ってくれるのでとても助かっています。
また、農繁期には、家族全員で協力して作業をしています。
―楽しいこと・やりがい
レンゲを使った水稲栽培や、自然栽培(無肥料・無農薬)に取り組んでいます。レンゲは、春になると田んぼ一面にきれいな花を咲かせます。自然栽培では、トンボやクモなどの生物が田んぼにたくさん現れます。
様々な生き物と、自然がバランスを保って関わり合う「生物多様性」。そういった環境を見たり、感じたりすることが楽しいです。
楽しむ気持ちが一番
―今後の抱負は
農作業は、大変で苦労することもありますが、焦らず自分のペースで、いつも前向きに考えて、楽しい気持ちでできる農業をめざしていきたいと思います。
また、地域の農家やJAの職員の方とコミュニケーションを取って、耕作放棄地を増やさないようにし、環境にいい安全・安心なおいしいお米を作って、地域の農業・農地を守っていきたいと思います。
聞き手:JA岡山 広報担当
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