自然を相手に、自然と暮らす。ブドウ作りで第二の人生
裳掛地区:ブドウ農家
伊藤 一成さん
いとう かずしげ
- 昭和41年生まれ。
- JA岡山ぶどう部会裳掛支部。
- 「ピオーネ」を主に栽培のほか、シャインマスカットや野菜なども栽培している。
- 趣味は、バイクツーリング。
- 座右の銘は「言い訳は進歩の敵」。
4月23日、裳掛地区の伊藤一成さんにお話を伺いました。
人生は一度きり、岡山に移住
―就農したきっかけは
以前は、神奈川県でタイヤメーカーに勤務していました。人生は一度きりだと思っていて、50歳まではこの仕事をして第二の人生は、自然を相手に自然と暮らす生活をしようと決めていました。何を生業にして生活していこうかと考えたところ「農業」だと決意しました。
移住支援などのセミナーで神奈川県とよく似たところを全国で探していて、たまたま岡山県を紹介され訪れた牛窓のオリーブ園や、瀬戸内海の景色を見て感動し、岡山に決めました。家族も賛成してくれました。
―農業を始めてからは
50歳の時に岡山にきて、最初の一年は、農地を探したり農業の勉強、アルバイトで水道の配管や電気の配線工事をしました。
この地域には様々な農産物があり、いろいろと勧められましたが、ミニトマトに興味があったので5アールのハウスで栽培を始めました。
ハウスを貸していただいた農家の方がブドウ栽培をしていたので、栽培方法などを教えていただきました。そしてブドウの栽培も身に付けて新たに15アールのハウスを借りることができたので、さらにピオーネ29本を移植して昨年からミニトマトを辞めて、ブドウ栽培をメインにしています。
―苦労すること・楽しいこと
妻と二人で農業をしているので、作業が集中する時期が大変で、仕事に追われることがありますが、ハウスにきてブドウの管理をする事が楽しく、毎日が充実しています。直売所に出荷して「おいしかったよ」と声を掛けられたときは励みになります。
部会員の方や、JAの営農指導員が良く立ち寄ってくれて、指導や情報をいただけるので、話をよく聞いて、自分の栽培技術の進歩につなげるようにしています。
農産物を作ることが勉強
―今後の抱負は
裳掛地区はニューピオーネ(種なし)発祥の地で40年以上の歴史があります。産地を維持しておいしいブドウを届けたいです。あと20アールぐらい栽培面積を広げて頑張りたいと思っています。
また、野菜づくりにも積極的に取り組んで、農業全般の技術を身に付けたいです。作ることが勉強になるので、それがブドウの栽培にもつながると思っています。
聞き手:JA岡山 広報担当
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