仲間を大切にして、助け合いながらおいしいお米をつくる
九蟠地区:米麦農家
藤原 亮二さん
ふじわら りょうじ
- 昭和37年生まれ。
- 趣味は、機械いじり。
- 大切にしていることは「家族を大事にすること」。
3月29日、九蟠地区の藤原亮二さんにお話を伺いました。
ITの仕事をしながら兼業農家からスタート
―就農したきっかけは
コンピューター関係の会社に勤め、プログラミングの仕事をしていました。40歳の頃に独立して自分で会社を立ち上げて、コンピューターの開発や設計を始めました。
10年前に妻の父親が亡くなり、妻が農業を引き継ぐことになりました。2ヘクタールの田んぼがあり、私はIT関係の仕事をしながら妻と一緒に農業をするようになりました。
―農業を始めてからは
私の実家も農業をしていましたので抵抗はなかったのですが、農繁期に手伝ったレベルなので、ほぼ未経験からのスタートでした。
兼業農家となり、妻の指導のもと、2人の子どもたちに手伝ってもらいながら農業を始めました。
この地域でも農家の高齢化が進み、周りの農家の方々から作業の依頼があり、請け負うようになって少しずつ面積が増えてきたので、3年前に専業農家になりました。
規模が大きくなると家族だけでは管理ができないので、地域の農家の方と一緒に「できることを手分けしてしよう」と「運搬担当」「刈取り担当」「修理担当」といったようにみんなで集まって農業をするようになりました。
今では、水稲が8ヘクタール、麦5ヘクタール、大豆15アールを栽培しています。
―楽しいこと
このメンバーが集まってワイワイガヤガヤすることが一番楽しいです。
機械化して作業の効率化を図ることも大事ですが、農業は土壌や水、気候など様々な要素があり、自然の環境を考えて、日々判断しなければならないので、経験者の話をよく聞いて、みんなとコミュニケーションをとることが大事だと思います。
産地を維持したい
―今後の抱負は
「目指せ特A」をスローガンに頑張っています。もう一息のところまで来ていますので、必ず獲得します。
また、5年位かけて後継者を育て、産地を維持していきたいと思います。そのためには、施設や機械等のハード面が必要ですが、人と人のコミュニケーション、ソフト面で仲間を大切にして、心のこもったおいしいお米を作り、消費者に届けたいです。
聞き手:JA岡山 広報担当
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岡山市農業協同組合営農部 指導課
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