自分に合うスタイルを見つけ、農業を通じて地域を盛り上げたい
加茂川地区:米・野菜農家
沼本 左也佳さん
ぬもと さやか
- 昭和62年生まれ。
- 夫(会社員)長女(愛ちゃん1歳)の3人暮らし。
- 趣味は、土いじり・温泉・お菓子づくり。
- 座右の銘は「感謝と素直」。
1月22日、加茂川地区の沼本左也佳さんにお話を伺いました。
やっぱり農業をしたかった
―就農したきっかけは
岡山市内で生まれ育ち、5年前に加茂川地区で就農しました。両親は非農家でしたが、父方の祖父母がこの地区で農業をしていました。
子どもの頃は、よく両親に連れて来てもらい田んぼや畑を駆け回って遊んでいました。
30歳の頃過労で倒れ、その頃から自分が本当にやりたいことは何か考えるようになりました。もともと食べ物に関心があったのと、自然が好きだったことから、縁のあるこの地で農業をすることに決めました。
―農業を始めてからは
JAの新規就農者研修会で一人でも栽培しやすく初期投資の少ないキャベツをメインに、水稲、白菜・ダイコンを栽培しています。
―苦労すること
病害虫や天候との勝負、草刈り、全ての作業が大変です。
結婚する前は自分が思うままに動けましたが、子どもができてからはそうもいかないので、限られた時間の中で作業をするのが大変です。どうしたら効率よくできるか模索中です。「これから就農する若い人たちの見本にならないと」と思いながら頑張っています。
―楽しいこと
野菜の成長を見ていると可愛いし、お客さんからおいしいと言ってもらった時には、本当にやりがいを感じます。
また、何よりも地元の方々との交流が励みになっています。作業をしていると、よく声をかけてくれて、アドバイスをくれたり、情報交換や何気ない世間話をしたりすることで、いつも元気をもらっています。また、娘のこともよく可愛がってくれます。
農業経営は大変で楽しいだけでは成り立ちませんが、反対に楽しみがないと続けられないと思います。私の場合は仕事はストレスも溜まりますが、同時に黙々と作業をするその時間が好きなので、ストレス発散でもあるのです。
人が集まる産地にする
―今後の抱負は
経営と土作りをもっと勉強して、味・品質ともに良いものをたくさんの人に手に取ってもらいたいです。子どもを育てながらどこまでできるか挑戦し、自分のスタイルに合った野菜作りを目指します。
過疎化が進む中、農業経営を確立し、人が集まるような産地をつくって、今まで助けてもらった方々に恩返しが出来るようになりたいです。
聞き手:JA岡山 広報担当
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岡山市農業協同組合営農部 指導課
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