おいしいイチゴを皆さまにお届けするのが人生の目的
高松地区:イチゴ農家
藤岡 浩さん
ふじおか ひろし
- 昭和58年生まれ。
- いちびこ農園代表。(屋号の由来は、イチゴの語源一比古「いちびこ」から)
- 趣味は、ししまる(愛猫)と遊ぶこと。
- 座右の銘は「納得は、すべてに優先する」。
12月20日、高松地区の藤岡浩さんにお話を伺いました。
起業したいと漠然と考えていた
―就農したきっかけは
設計の仕事をする会社に勤めていましたが、いつまでもサラリーマンとして仕事をするのではなく、起業して自分で何かやってみたいと、漠然と考えていました。
農業をしようと決めていたわけではありませんが、新しいブランドのイチゴが出るという話があり「チャンスがある」と思い興味を持ち始めました。新規就農に必要な研修制度や資金の補助など、充実していることもあり、やってみようと決意しました。
研修期間中に農業体験で高松地区の農家に来て「ゆめのか」を食べた時、今までに食べたことのない味で衝撃的でした。
みずみずしく、甘くて、「こんなイチゴが作れるようになってみたい」とその時からイチゴの〝とりこ〟になりました。
―農業を始めてからは
あの時、研修先でお世話になったイチゴ農家の方を、僕は「師匠」と慕っています。師匠の紹介で、2022年6月に、同じ高松地区でハウス2棟、約9アールに土耕栽培で「ゆめのか」5000株、「おいCベリー(晴苺)」1000株を定植しました。
1年目、土壌の成分や春先の高温障害で収量が半減し、かなりショックでした。落ち込んでいても仕方がないので、来年に備え、育苗ハウスを建て苗を育てることに専念しました。
―苦労すること
一人で作業しているので、定植や収穫時などです。特に温かくなる時期の収穫作業は、一斉に実が色づくので取り残しをしないようにするのが大変です。
イチゴは、食感、甘い、酸っぱいの味がはっきりわかるので、全部のバランスが取れたおいしいものを作り上げることを目指しています。
―嬉しいこと
リピーターができたことです。購入くださった方から「この前食べたらおいしかった」と言っていただき、直接ハウスに買いに来てくださる方もいて、嬉しかったです。
あの時のイチゴを目標に
―今後の抱負は
安心して食べていただきたいので、化学肥料を減らして、低農薬栽培を徹底します。
規模を増やすことも考えていますが、高品質で収量を増やすことを目標にしています。あの時食べた師匠のイチゴに、少しでも近づけるように頑張ります。
聞き手:JA岡山 広報担当
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