農業が楽しい。力強い仲間がいる。循環型農業を実現したい。
興除地区:米麦農家
狩山 敦生さん
かりやま あつき
- 平成11年生まれ。
- 興除新農業経営者クラブ所属。
- 趣味は、バレーボール。
- 座右の銘は「結果は追い求めて、初めてついてくる」。
10月5日、興除地区の狩山敦生さんにお話を伺いました。
この仕事をずっと出来たら
―就農したきっかけは
父が2ヘクタールで米麦農業をしていました。兼業農家でしたので、子どものころから土曜、日曜日になると、いつも手伝っていて身近に農業がありました。父と一緒に農作業をしていると楽しくて、この仕事をずっとできたらいいなと思っていました。高校を卒業する頃、すぐ就農しようと思いましたが、機械にも興味があったので、農機具の会社に就職しました。そこで、修理やメンテナンスについて学び、21歳の時に会社を辞めて就農しました。
―農業を始めてからは
「自分でやってやるぞ」と就農した年が、ちょうどコロナの渦中で、米作り自体は楽しくて問題はなかったのですが、米価が下落していることで経営のことを考えると不安になりました。
今年、就農して2年目になり、現在は一人で作業しており、水稲が11ヘクタールで「にこまる」「アケボノ」「山田錦」の3品種、麦10㌶を作付けしています。品種ごとに生育が違うので、作業適期の分散を図り効率よくできるように気を付けながら頑張っています。
また、離れたほ場が増えてきたので、地図情報システムを活用してほ場を管理し、品質や収量のデータを参考に来年の作付けを計画しています。
―こだわりについて
ほ場をきれいに管理することです。雑草の処理や、畔の整備は常に心がけています。特に、籾を扱う機械はいつもきれいにしています。消費者の方には直接見えないところですが、機械の掃除を徹底し、清潔に保つことで、消費者には見えない質の良さをお届けできるよう気持ちを込めて取り組んでいます。
―求めることに応えたい
まず、一人でできる最大範囲まで面積を拡大したいです。その中で作業の分散を図り、畜産関係の餌になる、WCSや飼料用トウモロコシの栽培にも挑戦してみたいと思っています。耕畜連携を図って安定した循環型農業を実現したいです。
また、消費者が求めることにしっかり応えられるように、興除新農業経営者クラブの仲間達と一緒にこの地区を盛り上げていきます。
求めることに応えたい
―今後の抱負は
米麦を中心に作付けし、野菜ももっと品種や収量を増やしたいと思います。そのためには、いろんな経験を積んだ方に来ていただき、得意分野で、農業に取り組んでいただき、後継者を育てたいです。
農業で、晴々と楽しく元気に働いて、消費者の皆様に美味しいと言っていただける物を届けたいと思います。
聞き手:JA岡山 広報担当
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