シャインマスカットの迫力を見てもらいたい
建部地区:「ブドウ」農家
入野 龍之助さん
いりの りゅうのすけ
- 1987年生まれ。
- JA岡山温室ぶどう部会。
- 「シャインマスカット」を栽培。
- 趣味はバスケットボール。 座右の銘は「温故知新」。
6月19日、建部地区の入野龍之助さんにお話を伺いました。
自分がやらなきゃ自分にしかできない
―就農したきっかけは
祖父の代からブドウの栽培をしています。子どもの頃から父の仕事を見ていたり、ハウスの中でよく遊んでおり、常にブドウが自分の近くにあったと思います。
今から4年前の西日本豪雨で、ブドウが流された地区があり、それでも農家の方が頑張って再建し、またブドウを作り始めるところを見ていると、自分の目の前にあるブドウが当たり前の風景ではないような気がし、ブドウ畑をなくすことはできないと思いました。
そこで、この仕事は「自分がやらなければどうするんだ。自分にしかできない」という気持ちになり、7年間勤務した職場を辞めて、ブドウを作ることを決心しました。30歳の時でした。
―農業を始めてからは
今年で4年目になりますが、苦労の連続です。ブドウは、一年に一回しかできない作物です。去年と同じことをしても今年同じものができるとは限りません。
ブドウは生き物なので、天候によって成長が左右され、それによって作業が変わってきます。ブドウの変化を見極めて、どの様に対応するか予め準備をしていてもその通りにならないことばかりで大変です。これからさらに経験を積んで美味しいブドウを作ります。
―栽培上でのこだわりは
シャインマスカットは、種がなく皮ごと食べられて、甘くて食べ応えがあるのが人気です。
味はもちろんですが、何といってもこの「迫力」だと思っています。粒ぞろい・色・形・房の大きさです。
ブドウを作り上げるまで様々な工程があるなかで、自分のイメージしたブドウに仕上げたいという気持ちがあるので、今は、人を雇うことなく父と2人で、綺麗な形に仕上げるために、一粒一粒、丁寧に整えています。
シャインマスカットの魅力を一言でいうと「見て美味しい、食べて美味しい」です。
地域の農業を盛り上げたい
―今後の抱負は
一人で農業をすることは難しいので、仲間を集めて法人化も考えています。
地域の生産者、若い担い手が集まってブドウ作りだけでなく、農業を通じてこの地域をさらに盛り上げたいと思います。
聞き手:JA岡山 広報担当
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