地域に根差した農業を実践し、次の世代へ繋げていきたい
邑久地区:米麦・大豆・野菜農家
宇津木 康文さん
うつぎ やすふみ
- 昭和52年生まれ。
- 株式会社宇津木ファーム代表取締役。
- 邑久町種子生産組合所属。
- 米麦、大豆、レタス、キャベツを栽培。
- 趣味は旅行。
- 座右の銘は「継続は力なり」。
2月7日、邑久地区の宇津木康文さんにお話を伺いました。
祖父の代から続く農業を受け継ぐ
―就農したきっかけは
我が家は祖父の代から続く米麦農家で、小さいころから手伝いをして育ち、その後就農しました。7年前に父から農業経営を引き継ぎ、父とJAに相談し、宇津木ファームを設立し法人化しました。
―農業を始めてからは
種子生産組合に所属しており、米「アケボノ」と麦「スカイゴールデン」と大豆「サチユタカ」の原種の種子生産を行い、全量JAに出荷しています。
米麦・大豆の他にレタスとキャベツも生産しており、農業経営をするうえで従業員の仕事を途切れさせない工夫をしています。
―楽しいことは
農業自体が楽しいので選ぶことは、難しいのですが、播種作業と収穫作業が好きです。
また、全ての農産物にも共通しますが、一反あたりの収量が増えると特に嬉しいです。一年に一度の楽しみですが、自分が手掛けたものが成果として現れることにやりがいを感じます。
―大変なことは
天候によって、農作業が滞ってしまうことに悩まされます。悪天候が予想されるときには、作業を前倒しにするなど、優先順位をつけて農作業をしています。
―栽培上でのこだわりは
地域に根差した農業に取り組む中で環境について考えます。環境のために、地元の牡蠣殻を使った里海米の取り組みや、プラスチックごみを排出しない肥料を使用しています。他にも、麦わらは燃やさず、全量すき込みをしています。
また、農業を始めたころから作物の近くにいることは意識しています。田んぼの中に入って作物の生育を見ながら、肥料の量やタイミングを調整しています。
次の世代に続く地域農業の発展を目指して
―今後の抱負を康文さん、ご子息の宇津木清十郎さん、従業員の大原慎也さんに伺いました。
康文さん
地域の農業を継続していくことに力を入れていきたいです。世の中が多種多様に変わっていく中で、自分の代から次の世代へ続く農業を実践していきたいです。若い従業員には一人一人が自発的に考えて行動していき、20年後には、地域農業を担う農家に成長することを期待します。
宇津木清十郎さん
農家のイメージを変えて楽しい農業を実践し、SNS等でPRしていきたいです。
大原慎也さん
自発的に自分で考え行動できるようにしていきたいです。
聞き手:JA岡山 広報担当
このページの内容については…
岡山市農業協同組合営農部 指導課
TEL 086-225-3224FAX 086-225-3207
〒700-8535 岡山市北区大供表町1-1