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基礎を知り応用に活かして高品質の桃づくりに取り組む

昨年の出荷最盛期にスイートピーをPRする木下さん

津高地区:桃農家

重實 仁さん

しげざね ひとし

  • 昭和30年生まれ。
  • JA岡山一宮選果場果樹部会副部会長。
  • 白桃、水稲を経営。
  • 趣味はスキー、釣り。
  • 座右の銘は「一生懸命」。

10月18日、津高地区の重實仁さんにお話を伺いました。

桃づくりの基礎を身に付け応用へ実践していく

―就農したきっかけは

我が家は昔から桃農家で子どものころから農業は身近でした。30代のころに父が他界し、それからは少しずつ手伝いながら携わってきました。

先祖から続く地元を大切にし、家業としてやっていきたいという思いから5年前に専業農家として就農しました。

農業について思いを話す重實さん

農業について思いを話す重實さん

―農業を始めてからは

桃農家として専念していく中で、前々から基礎が重要だと考えていました。先輩農家からも基礎から学んだ方がいいとのアドバイスを受け、JAの農業塾を一年間かけて受講し、一から栽培を学びました。

農業塾を卒業してからは、毎年部会で開かれている桃の基礎講座講習会に参加しています。はじめは中々飲み込めていなかったことが、続けて参加していく内に理解が深まり、自分のスキルアップにつながっていると実感しています。

現在は、「加納岩白桃」「白鳳」「なつごころ」「清水白桃」「川中島白桃」「おかやま夢白桃」「白麗」「白皇」「冬桃がたり」の9品種を約30㌃で栽培しています。

根の促進を図るため、土を掘り起こしていきます

根の促進を図るため、土を掘り起こしていきます

営農指導員と相談しながら作業します

営農指導員と相談しながら作業します

―楽しいことは

高品質の白桃ができると楽しいです。上手くいかなかったとしても、なぜそうなったのかを指導員の方に聞いて疑問を埋めていくのもおもしろいです。

また、手をかけるほどよいものができ結果が見えやすいのでやりがいがあります。全体の作業を通して難しいこと、苦しいことも、楽しんでやろうと思って取り組んでいます。

―難しいことは

どの作業も難しいです。肥料のやり方ひとつをとっても、樹にとって何が足りないのかによって肥料のどの成分を多く含んでいた方がいいのか、量の加減を判断することが難しいです。

スキルは、まだ駆け出しですが、毎年自分なりに課題をもって、肥料の施用やせん定をしており、日々勉強の連続です。

さまざまな品種の白桃を広く知ってもらいたい

―今後の抱負は

部会役員としては、消費者の方に部会でつくっている白桃を早生品種から晩生品種まで広く知ってもらいたいです。お中元シーズンの後もおいしい品種の白桃がたくさんあるので、どうPRしていくかが課題です。先輩方が築いてきた一宮白桃のブランドと産地を守り、岡山で一番の桃の産地にしたいです。

年間通じての作業は目標や課題を持って取り組むことを意識し、おいしい高品質な桃づくりを頑張っていきたいです。

聞き手:JA岡山 広報担当

このページの内容については…

岡山市農業協同組合営農部 指導課

TEL 086-225-3224FAX 086-225-3207

〒700-8535 岡山市北区大供表町1-1

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