祖父が築いてくれたものを守り、さらなる発展を目指す
今地区:米麦農家
阿部 友哉さん
あべ ともや
- 平成3年生まれ。
- 有限会社大森農産。
- 米、麦、飼料用とうもろこし、大豆を栽培。
- 趣味は映画観賞。
- 座右の銘は「何事にもチャレンジ」。
5月20日、今地区の阿部友哉さんにお話を伺いました。
祖父が築いたものを守りたい
―就農したきっかけは
私が20歳の時に祖父が他界しました。当時、私は勤めに出ていましたが、祖父が立ち上げた農業法人を守るために退職し、農業経験はありませんでしたが、5年前に農業法人の従業員として働き始めました。
―農業を始めてからは
最初はがむしゃらに取り組んでいました。働いた分がしっかり結果につながったときは、やりがいを感じました。
現在は、にこまる、朝日、アケボノ、ヒノヒカリ、ヒヨクモチ、みなちから、つきすずか、雄町、山田錦の9品種を栽培しています。品種を1つに絞らず、農繁期をずらしながら作業できるようにしているので、安定した経営が行えます。
去年から大豆の栽培を始め、いろいろなことにチャレンジしています。
―楽しいことは
田んぼをきれいに管理することが楽しいです。借りている農地もあり、荒らしたくないという思いが強く、整地作業やヒエ取り作業などをしているときには、やりがいを感じます。
―苦労することは
農業はやはり肉体労働が多く、大変です。現在は、機械化が進んできたため、だいぶ作業が楽になり、効率化も図ることができています。
―栽培上でのこだわりは
田んぼが瀬戸内地区や藤田地区など県南各地にあるため、その土地や環境に合わせた栽培方法を模索しながら、取り組んでいます。
また、祖父が経営していたころは、乾田直播栽培をよくしていたと聞いています。私も今後は作業の効率化を目指して、乾田直播栽培を増やしていきたいです。
規模拡大を目指しながら品質向上へ
―今後の抱負は
経営規模を拡大しながら、品質の向上を目指していきたいです。消費者のニーズに合わせて、食味の向上や有機米にも取り組んでいきたいです。祖父が築いてくれたものを守り、さらに発展させていけるよう頑張っていきます。
聞き手:JA岡山 広報担当
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