「キクラゲを国民食に」を目指し皆さまの食卓に届けていきたい
加茂川地区:キクラゲ農家
笹井 光治さん
ささい みつはる
- 昭和49年生まれ。
- キクラゲ(3500菌床)、米(1.3㌶)、ブドウ(10㌃)を経営。
- 母、妻、子の4人家族。
- 趣味はゴルフ。
- 座右の銘は「継続は力なり」。
4月14日、加茂川地区の笹井光治さんにお話を伺いました。
キクラゲ農家として就農
―就農したきっかけは
元々、父が米や酪農、バラづくりを長年しており、その手伝いをして育ちました。11年前に父が他界してからは勤めながら兼業で米づくりを営んでいました。
その後退職したタイミングで専業農家として就農し、今年で7年目になります。就農した当初に新しい品目を何か始めたいと考えているとき、前職からのつながりで、キクラゲを栽培してみないかと声がかかりました。当時誰も作っていなかったことや、おいしいこと、ビタミンDなどの栄養価が高く健康や美容にもいいことから栽培を決めました。
―農業を始めてからは
最初は約1㌃のハウスからはじめ、4年目に規模を拡大し、現在では、3500菌床で栽培をしています。
キクラゲのよさを伝えるために最近では、インスタグラム等のSNSでの発信にも力をいれています。多くの方にもっとキクラゲが身近な食材になってもらえるようキクラゲを使ったレシピを公開しています。
―楽しいことは
全国の皆さまにお届けしている中で、食べてくださった方の声をきくのがうれしいです。「おいしかった」の一言が励みになります。
―苦労することは
3つの作物の栽培を1人で滞りなくすすめていくことが大変です。通年で行っているキクラゲの栽培がほかの作業と重なるときには、家族と協力して作業を行っています。
―栽培上でのこだわりは
消費者の手に取ってもらえた時に喜んでいただけるよう形がきれいで肉厚で平らなものになるようこだわっています。換気をしながら、温度や湿度を調節し、乾きかけたタイミングで散水できるように水の量にも注意しています。
「キクラゲを国民食に」を願う
―今後の抱負は
まだまだ食卓でメジャーな食材ではないキクラゲ。自分の発信によって、一人でも多くの方に知ってもらい、広めていきたいです。どうやったら皆さんに伝わるかを考えながら試行錯誤しています。今後もキクラゲのよさやレシピを発信しながら、キクラゲを使用した加工品を企画していき、食卓に自然に並ぶ日が来るよう挑戦し続けます。
聞き手:JA岡山 広報担当
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