「イチゴだけで食べていける農業」を目指し、新品種や面積拡大に取り組む
一宮地区:イチゴ農家
藤原 聖さん
ふじわら さとし
- 昭和51年生まれ。
- 一宮いちご部会所属。
- 妻、子2人の4人家族。
- 趣味はドライブ。
- 座右の銘は「人との出会いを大切に」。
3月24日、一宮地区の藤原聖さんにお話を伺いました。
イチゴ農家として就農
―就農したきっかけは
私の家は農家ではなく、10年程前に両親と参加した農業体験ツアーで、農業に興味を持ちました。そのときは、大豆やそばを育て収穫まで体験し、実際に土に触れてみて、感覚的に「農業っていいかも」とピンときました。
―農業を始めてからは
まず、農業大学校の社会人就農研修で農業の基礎を学び、その後農業ボランティアで高松地区のイチゴ農家である師匠と出会いました。イチゴを作り始めたきっかけは、限られた土地を有効活用でき、高設栽培であれば、高齢になっても続けられると思ったからです。
現在は、「ゆめのか」と「おいCベリー」の2品種を10㌃で経営し、就農して4年目になります。
―楽しいことは
消費者の方に「おいしい」と言ってもらえた時に、やりがいを感じます。そこからさらに友達に紹介してもらえたりすると、とても嬉しく思います。
―苦労することは
収穫作業が大変です。昨年までは2㌃で経営していましたが、今年から5倍の10㌃に拡大しました。一斉に実が色づき収穫作業に追われていますが、取り残しのないようにしています。
―栽培上でのこだわりは
食味です。子どもは味の感想を正直に言ってくれるため、よりよいものを目指し試行錯誤しています。
また、農薬はあまり使わないようにしています。安全・安心には細心の注意を払っています。
「イチゴだけで食べていける農業」を目指して
―今後の抱負は
面積を拡大しながら、いろいろな品種にチャレンジしていきたいです。晩生の品種ばかり栽培しており、消費者の方から早生の品種を求められることがあるので、ニーズに合わせて植えていきたいです。
また、夏になると作業が落ち着くので、冷凍販売や加工品など6次産業化を目指していきたいです。「イチゴだけで食べていける農業」を目指し、1万株を目標にいろいろなことにチャレンジしていきたいです。
聞き手:JA岡山 広報担当
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