地域農業の持続を目指し、地域を盛り上げる仲間を増やしたい
牛窓地区:野菜農家
髙田 和之さん
たかた かずゆき
- 平成5年生まれ。
- JA岡山牛窓キャベツ部会、JA岡山牛窓白菜部会、JA岡山牛窓夏野菜部会、JA岡山せとうちレモン部会所属。
- 株式会社髙田農園代表取締役。
- キャベツ、白菜、冬瓜、そうめん南瓜、レッドキャベツ、レモン、トウモロコシ、ニンニクを栽培。
- 妻、子の3人家族。
- 趣味は仕事。
- 座右の銘は「考えはかたちになる」。
12月21日、牛窓地区の髙田和之さんにお話を伺いました。
祖父の残した畑を守りたい
―就農したきっかけは
私は幼いころから牛窓にいる祖父の畑に行っては、ちょっとしたお手伝いをして農業に親しんだ生活をしていました。祖父が亡くなった後、ふと思い立って父と一緒に牛窓を訪れたとき、かつて祖父が綺麗に管理していた白菜畑の面影はなく、草が生い茂る荒れた姿に衝撃を受けました。祖父の残した地を守ろうと思い、農業大学校で知識と技術を磨きました。卒業後は、1年半程アメリカで経営を学び実務研修を受けました。帰国してからは農業法人に就職し現場を経験した後、牛窓にある祖父の畑を受け継ぎ就農し、4年目になります。
―農業を始めてからは
最初は祖父が栽培していたキャベツと白菜の栽培から始めました。牛窓特産でブランド化もされているため、取り組みやすかったです。その後、規模拡大を目指し、地域の人たちから畑や田んぼを請け負っています。
また、アメリカ研修で学んだ作業の効率化については、常に意識しています。現在は8品目を栽培し、年間で畑を上手くまわせるようにしています。今後はより高品質になるよう土づくりに力を入れていきます。
地域の農業を持続していきたい
―今後の抱負は
地域農業の持続を目指し耕作放棄地を開墾したり、収穫作業の代行を行っています。牛窓地域は重量野菜が多く、収穫が大変なため、その作業をサポートすることで、ベテランの方が培ってきたブランド野菜の価値を守っていけると考えています。
また、一緒に農業をする仲間や、農地を募集しています。「一日農業バイト」にも登録しており、農業の楽しさを少しでも知ってもらえればなと思います。従業員のひとりは、地元牛窓で新規就農することが夢で、私のもとで農業を学んでいます。私が地域の畑を引き継ぐのはもちろん、私の会社で研修した人が独立し、地域農業を引き継いでいくことで牛窓地区の農業を持続していきたいです。
聞き手:JA岡山 広報担当
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岡山市農業協同組合営農部 指導課
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