父たちが築きあげた米麦産地を守りたい
政津地区:米麦農家
岡 雅典さん
おか まさふみ
- 昭和28年生まれ。
- 東水田作経営者会議所属。
- 妻、娘夫婦、孫の5人家族。
- 趣味はゴルフ、釣り。
- 座右の銘は「人間万事塞翁が馬」。
11月29日、政津地区の岡雅典さんにお話を伺いました。
父の経営を引き継ぐ
―就農したきっかけは
我が家は父の代から米麦農家で、地域の先駆けとして農業を始めました。私は昔から手伝いをしており、就職してからも兼業農家として続けていました。父が高齢となったこともあり、18年前に専業農家となりました。
―農業を始めてからは
父から引き継いだときは約40㌶程でしたが、現在は米麦合わせて約100㌶を栽培しています。米は7品種を栽培しており、作業を分散させています。
―楽しいことは
農業は全て自分でやるため、年間を通して自由な時間が多いことがメリットです。逆に、田植えや稲刈りの農繁期は忙しく大変ですが、農業はおもしろいと感じています。
最近では、インターネット上で農業について写真や動画で発信をしている人が多くいるので、若い人も農業に興味を持ちやすく、おもしろいと思ってくれるのではないかと思います。
―栽培上でのこだわりは
数年前に外国の大型農家へ視察へ行き、先進的な技術を目の当たりにしました。できることからどんどん取り入れ、活用しています。
また、極力農薬を使わないようにしています。経費削減につながることも減農薬のメリットの一つです。
父たちが築きあげた産地を守りたい
―今後の抱負は
私が育ったこの政津地区の農地を残していきたいです。ベテラン農家が若い農業者へむけたサポートをしていかないといけないと思っています。
農業は地域の人に支えられて成り立っているものだと考えています。道路に土が落ちてしまったり、用水路に柵をつけてしまうと大型機械が入れなくなってしまったりと地域に迷惑をかけてしまうことが多いです。田に水を引くだけでも、何人もの人が関わり、協力しているからこそ水が使えています。地域の方や仲間に助けられ、支えられているので、農業を続けることができ、感謝しています。
父や地域の人たちが築きあげた産地を守っていくためにも、大型・中小農家関係なく、みんなで協力して、昨今の農業情勢を乗越えていきたいです。
聞き手:JA岡山 広報担当
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岡山市農業協同組合営農部 指導課
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