安全・安心な野菜をつくり、日本の食文化を支えたい
平山地区:有機無農薬野菜農家
田邉 耕治さん
たなべ こうじ
- 昭和50年生まれ。
- JA岡山高松有機無農薬野菜生産組合みどり会所属。
- 有機無農薬野菜を栽培。
- 妻と息子2人の4人家族。
- 趣味は趣味は料理、楽器演奏。
- 座右の銘は「人生見逃しの三振をするな」。
8月17日、平山地区の田邉耕治さんにお話を伺いました。
安全・安心の野菜をつくりたい
―就農したきっかけは
生まれ育った環境の中で農家の方と交流を持つ機会も多く、漠然とした憧れを持っていました。自分の性格と、今後の人生設計を考えて農業による独立を選択しました。相談先がある安心感から行政・JAの支援を受け、事業を活用し、2年の研修を経て令和元年に就農しました。
―農業を始めてからは
有機無農薬栽培との出会いは、大森英夫さんのもとで行った就農研修からです。息子たちがトマト嫌いだったのですが、大森さんのミニトマトを食卓に並べると、取り合いをするほど人気で驚きました。自分でもこんなおいしい野菜を作りたいと思い、栽培を始めました。「おかやま有機無農薬農産物」のため、化学肥料や農薬を一切使っていないため、野菜に付いた土を払い落としたらすぐ食べられるくらいの安心感があるのがウリです。
現在は、26アールのほ場で、品目を切り替えながら約20種を栽培しています。妻の家族が農業の経験があり、手伝ってくれるのでありがたいです。
農業を始めてから、旬の野菜を旬の時期に食べてほしいという思いが芽生え、家族や消費者の方に一番おいしいタイミングで食べてもらいたいです。
―楽しいことは
手をかけると、品質の高いものに返ってくれることが楽しいです。結果が見えるので反省しながら栽培できます。
子どもが野菜をしっかり食べるようになり、「おいしい」と言ってくれることも励みです。
―苦労することは
土づくりに苦労しています。水はけが悪く、根も張りにくいので、土壌環境をよくするために試行錯誤しています。農業の課題は大森さんや部会の先輩方から教えていただいています。人の交流に恵まれており、周りにはお手本だらけなので、見て、聞いて学んでいきたいです。
日本の食文化を支えたい
―今後の抱負は
ほ場を新たに借りて規模を広げ、安定生産を目指します。
農業はなくてはならないものなので、部会と協力して仲間を増やしていき、日本の食文化を少しでも支えていけたらと思います。フードロス等の食の問題解決に貢献し、循環型農業を目指していきたいです。
聞き手:JA岡山 広報担当
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岡山市農業協同組合営農部 指導課
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