安全・安心な野菜を作り歴史ある産地を守っていきたい
旭東地区:ホウレンソウ・夏秋ナス農家
島村 宜孝さん
しまむら よしたか
- 昭和47年生まれ。
- 岡山市農協青果物生産組合旭東支部所属。
- ホウレンソウ、夏秋ナス農家。
- 妻、娘の3人家族。
- 趣味はスポーツ観戦。
- 座右の銘は「何事にも感謝」。
3月11日、旭東地区のホウレンソウ・夏秋ナス農家の島村宜孝さんにお話を伺いました。
生きることに直結した仕事をしたい
―就農したきっかけは
私が住む旭東地区は土が野菜の栽培に適していることや水も豊富であることから、昔からホウレンソウの産地でした。我が家も代々続く農家で、小さいころから両親の手伝いをして育ちました。就農前は勤めに出ていましたが、生きることに直結する仕事がしたいと思い、両親と相談し、8年前に専業農家として就農しました。
―農業を始めてからは
農業大学校の社会人コースで野菜を専攻し、基礎を学びました。最初は両親に教わりながらホウレンソウと夏秋ナスの栽培を始め、現在は、ホウレンソウ40㌃、ナス10㌃を栽培しています。露地野菜は生育状況が天候に左右されやすいので、苦労しています。特に台風や豪雨の際には、ほ場が浸かってしまうため、注意しています。
前職とは異なり、時間に融通が利き、家族との時間が多く取れるようになりました。さらに体を動かし労働を実感できるので就農してよかったです。
―楽しい点は
日々手をかけているので、よいものができて、よい値段がついた時にはやりがいを感じます。今年も葉先の色もよく、しっかりと香りののったホウレンソウに仕上がりました。
―苦労する点は
一時期ホウレンソウが全く成長しなかった時は、つらかったです。その経験を踏まえモットーにもあるように大きく成長してくれることに感謝しながら栽培しています。
父を超えられるように
―今後の抱負は
現在は、大きな機械や細かい作業などは父が行っているため、今後は重要な作業を任せてもらえるよう、もっと経験を積んでいきたいです。
さらにホウレンソウと夏秋ナス以外の新たな野菜にもチャレンジしてみたいです。
私が小さいころは周り一面ホウレンソウ畑であったように、歴史ある産地を守っていけるよう、部会のベテラン生産者の話や横のつながりを大切にしながら、両親に追いつけ追い越せで安全・安心できれいなホウレンソウを出荷できるよう頑張っていきたいです。
聞き手:JA岡山 広報担当
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