すべては「おいしい」の一言のために、知識・経験をフル活用
加茂川地区:桃・ブドウ農家
大月 健司さん
おおつき けんじ
- 昭和32年生まれ。
- 岡山県農業士。
- JA岡山加茂川桃生産部会部会長、JA岡山加茂川ぶどう部会役員。
- 桃・ブドウ農家。
- 両親、妻の4人家族。
- 趣味はスポーツ観戦。
- 座右の銘は「すべては『おいしい』の一言のために」。
2月18日、加茂川地区の桃・ブドウ農家の大月健司さんにお話を伺いました。
技術指導で培った経験を地域に生かす
―就農したきっかけは
我が家は祖父母の代から農家で両親が桃・ブドウ栽培を始め、週末には手伝いをしていました。両親が高齢になったことを踏まえ、12年前に専業農家として就農しました。
―農業を始めてからは
大学生の時、果樹を専攻していたことや、就農以前は、全農おかやまの職員として県内果樹の巡回や技術指導をしていたときの知識や経験を生かして、両親と桃・ブドウの栽培を始めました。現在は、桃5品種とブドウ4品種を合わせて約87㌃で栽培しています。
また、担い手育成のため行政と連携し、研修受入農家として技術・栽培指導を行っています。高齢化が進んでいるものの新規の若手が増えてきているので、これからも加茂川地区の農業振興に尽力したいです。
―栽培上のこだわりは
果樹は機械化が進んでいないため手作業がほとんどですが、手を掛けるほどよい物ができ、秀品率として結果が見えやすいのでやりがいがあります。
また、ブドウ栽培では、枝の誘引方法を工夫し、防除や草刈り、収穫などの作業がしやすくなりました。栽培は家族で行っているので、今後も効率化・省力化に取り組んでいきたいです。
近年、加茂川地区では、新たに年末出荷に向けて冷蔵シャインマスカットに取り組んでいます。ハウス栽培から露地、冷蔵とリレー出荷を行うことで、労働力分散と高い単価での取引が図れます。
「おいしい」の一言のために
―今後の抱負は
作業を分散するため露地栽培をハウス栽培に転換したいと思っています。現在は露地栽培の方が多いため、1対1くらいになるようにし、効率化を図りたいです。
今後も品質と収量を維持し、消費者の方に「おいしい」と喜んでもらえるように、部会で足並みを揃えて頑張っていきたいです。
聞き手:JA岡山 広報担当
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