スマート農業を活用し、「おいしい」と言われるトマトを作りたい
高松地区:トマト農家
川井 弘行さん
かわい ひろゆき
- 昭和37年生まれ。
- 鯉山ファームを経営。
- トマト農家。
- 母、妻、子ども2人の5人家族。
- 趣味は映画鑑賞。
- 座右の銘は「明日はきっといい日になる」。
1月18日、高松地区のトマト農家の川井弘行さんにお話を伺いました。
新しい農法で栽培されたトマトに感激
―就農したきっかけは
ある時、新しい養液栽培システム(かん水と施肥を自動制御するシステム)を使って栽培されたトマトを食べたことがきっかけです。あまりにもおいしくて「こんなにおいしいトマトを食べたことがない」と感激し、自分でも同じ農法で作ってみたいと決心し、3年前に就農しました。
―農業を始めてからは
施設園芸を一から始めるには、初期投資がかさむため、近隣の使われていない農地とビニールハウスを借り、リニューアルしました。ほ場整備が大変で軌道に乗るまでに多くの方の力を借りました。そのおかげで今があるので協力してくださった皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
現在は、アイメックRフィルム農法でフルティカとイエローミミの2品種約4,200本を栽培し、10㌃ハウス3棟で経営しています。トマトが色づいてたわわになっているところを見ると嬉しいです。
―栽培上のこだわりは
粘着シートを使って日々害虫をチェックしています。ついた害虫を見て必要ならば農薬を散布し、影響が広がらないように対策します。他にも、ハウス内の温度・湿度・二酸化炭素量・日射量をデータ化して総合的な数値を加味して生育管理をしています。収量と品質に影響が出るので、欠かさず行っています。
また、受粉のためにクロマルハナバチというハチを飼育しています。ハチがいないと受粉出来ず、きれいな形のトマトができないので、従業員の一員のように大事にしています。
「おいしい」と喜んでいただけるトマト作りをしたい
―今後の抱負は
トマトは8月に定植し、11月〜6月の間収穫します。定植から収穫終了までのほぼ10カ月間、毎日気が抜けませんが、品質のよい甘くておいしいトマトを消費者の方に届けらられるよう頑張っています。
トマトにはビタミンCやリコピンといった栄養素がたくさん含まれているので、しっかり食べてもらいたいです。
聞き手:JA岡山 広報担当
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