作業効率を上げ、高品質なイチゴづくりに励みたい
可知地区:イチゴ農家
矢部 和弘さん
やべ かずひろ
- 昭和32年生まれ。
- JA岡山西大寺いちご部会所属。
- イチゴ、米麦を経営。
- 妻、息子夫妻、孫3人の7人家族。
- 趣味はDIY(何かを作ること)。
- 座右の銘は「一生懸命」。
9月24日、可知地区のイチゴ農家の矢部和弘さんにお話を伺いました。
親のほ場を引き継ぐ
―就農したきっかけは
我が家は昔から米麦農家で、子どものころから手伝いをして育ちました。
以前は勤めに出ていましたが、農繁期には手伝いを続けていました。仕事をした分だけ収入に繋がる職に就きたいと思い、親のほ場を引き継ぎ28年前就農しました。
―農業を始めてからは
初めは、米麦の栽培をしていて、20年前にイチゴの栽培を始めました。イチゴは広い年代に親しまれていることや作付けしたその年から収穫できることが魅力でした。初期投資がかさむため、最初のうちは大変でしたが、必要な道具などを自分で作り節約に努めています。
現在は、「さちのか」と「おいCベリー」を作っています。「おいCベリー」は県が推奨している品種であり高値で販売でき、さらに大粒でパック詰めもしやすいため作業を効率よく行うことができます。
イチゴづくりにおいて受粉作業が一番重要です。形のよいイチゴにするにはミツバチの働きぶりが重要であり、手作業ではできないため、セイヨウミツバチを8千匹程放飼して受粉をしています。
―栽培上のこだわりは
できるだけ農薬を使わないことです。病害虫の被害を抑えるために、栽培管理日誌とは別にスマートフォンのアプリで日誌を10年間つけています。ほ場に手軽に持っていくことができ、過去のデータを見ながら、病害虫の対策をしています。害虫には天敵で対策をしており、上手くいったときは農薬を使わなくてよいので、安全性と費用面でも助かっています。
作業効率を上げて収量を増やしたい
―今後の抱負は
作業効率を上げて収量を増やしていきたいです。苗は1万株ほどありますが、手作業で植えるので大変です。部会の視察を通して、他県で取り組んでいる革新的な技術を少しずつ取り入れ、生産の効率化を目指したいです。
農業は勉強の連続なので、知識を増やし、おいしいイチゴを消費者の元に届けられるよう頑張っていきたいです。
聞き手:JA岡山 広報担当
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