農業を通じて、地域を引っ張っていく存在になりたい
小串地区:野菜農家
居石 和宣さん
すえいし かずのり
- 昭和41年生まれ。
- JA岡山軟弱野菜部会所属。
- コマツナ、シロナ、ミズナを経営。
- 妻と2人家族。
- 趣味はゲーム。
- 座右の銘は「やってみなはれ」。
8月25日、小串地区の野菜農家の居石和宣さんにお話を伺いました。
生きることに直結した仕事に就きたい
―就農したきっかけは
就農以前は東京で勤めていました。趣味で家庭菜園をやっており、農業に興味が湧くようになり、近所の体験農園に参加しました。その体験で農家の方の生活が楽しそうだと思ったことと、東日本大震災を経て、生きることに直結した仕事がしたいと思い、7年前就農を決意しました。
―農業を始めてからは
就農にあたり、一生続けていく仕事と思っていたので、軽量の軟弱野菜の栽培を希望しました。また、野菜は果樹と比べ年に何回も収穫ができ、比較的収入が安定できると考え準備を進めていました。そんなとき、農業フェアで岡山市の話に興味を持って移住し、トータルサポート事業を利用して研修を受けました。研修後も農業を教えてくれる研修先や部会の人、農地を貸してくれる人もいて、環境が整っていたのも農業を始める後押しになりました。
現在では、時期をずらしながらコマツナを栽培し、部会で学校給食に出荷しています。まだまだ勉強中ですが、今後は品質のよい安全なものが「できた」ではなく、自信を持って「作った」と言えるようになりたいです。
―楽しい点は
播種と収穫作業が楽しいです。土づくりや防除が上手くいって、よいものができた時は、やりがいを感じます。高品質なコマツナは袋に詰める際に細かい調整が少なく、作業の効率が上がるので、できる限りよいものを作れるよう心がけています。
「農のコミュニティ」を作りたい
―今後の抱負は
私が県外から就農したということもあり、新たに就農する人向けの「農のコミュニティ」が作れたらと思います。住居・ほ場が確保でき将来が見通せるプランの必要性を感じました。就農したての人向けの情報提供や学びの場を作ることで、新たな若い人を呼び込んだり、子育てができる環境を提唱したりして地域の活性化に繋がればと思います。いずれはJAや行政と連携しながら新規の受け入れ先となり、新たな担い手の確保とサポートをしていきたいです。
聞き手:JA岡山 広報担当
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