おいしい桃を消費者に届け、国内需要を増やしたい
芳賀地区:桃農家
小山 俊幸さん
こやま としゆき
- 昭和55年生まれ。
- 一宮選果場果樹部会所属。
- 桃7品種、ブドウ3品種、水稲を経営。
- 祖父母、父母、妻、娘2人、息子の9人家族。
- 趣味は陶芸。
- 座右の銘は「人事を尽くして天命を待つ」。
6月30日、芳賀地区の農家小山俊幸さんにお話を伺いました。
地区の桃栽培の歴史を引き継ぐ
―就農したきっかけは
私が住む芳賀地区は地域で山を開き団地を開墾し、桃とブドウの栽培が始まったと聞いています。我が家も祖父から続く農家で、当時から桃やブドウを栽培しています。私も小学生のころから父に習って収穫や箱折りなどの手伝いをしてきました。大学時代は県外に住んでいましたが、農繁期は手伝いに帰省していました。家族の体調を踏まえいずれは継がないといけないと思っており、昨年父から経営移譲し、就農しました。
―農業を始めてからは
最初は農業大学校に通い、講習会や果樹誌などから情報を集め、父に教わりながら始めました。
農業は天候など、自分だけではどうしようもできない問題もあるので、いつ何が起きても最善の策を取れるよう基本に忠実に行っています。常に一つのことにとらわれず、視野を広く客観的に物事を見ることができるように作業を行っています。
―楽しい点は
物を長持ちして使えるよう農業機械の手入れを必ずしています。父を見習ったということもありますが、もともと物づくりが好きで、農業でも作れるものは手づくりし、直せるものは直してコスト削減を図っています。
国内需要を増やしたい
―今後の抱負は
「清水白桃」の収量を維持しながら出荷ピークの分散を考えています。前後の出荷時期となる品種「白鳳」と「白麗」を増やし、安定生産・安定出荷を目指します。
また、桃の国内需要を増やしたいです。贈答品としての需要だけでなく、特に若い人に「一宮の桃はおいしい」と知ってもらいたいです。多くの人に買っていただき、家庭で消費してもらえるようなおいしい桃づくりを頑張っていきたいです。
聞き手:JA岡山 広報担当
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